フォンテーヌブローの森が炎上!
- Hitomi

- 7月14日
- 読了時間: 3分

ヨーロッパ全体が熱波に包まれ、スペインやフランスでも大規模な山火事が起き、被害者が続出している。

今年第3の熱波で40℃前後の酷暑に襲われているフランスでは、ずっと雨が降っていない。そのため、各地の山全体が異常乾燥し(湿度30%)、太陽で加熱した枯れ木が熱風で擦れたりするだけで煙が出る可能性が高い。
南西部で最大規模の山火事が発生し、消防隊も火を食い止めるのに苦戦。それがようやく、ようやく収まってきた時に、今度はパリ近郊の、あのフォンテーヌブローの森が炎上している!


かつての王族の狩猟地だったフォンテーヌブローの森は、パリの南東60キロメートルのところに位置し、ユネスコの生物圏保護区に指定されている落葉混交林だ。総面積は250キロメートル、太古の昔は海であったことから、さまざまな巨岩郡が形成され、ボルダリングもできたりする。3000種のキノコが発生し、7000種の動物(うち5000種が昆虫)が生息している。手付かずの自然の中で崖登りや馬術や散歩が楽しめる特別な森なのだ。
火災が発生したのは7月12日日曜日の午後4時40分ごろ。A6高速道路付近。その後、森へと燃え広がって現在(13日14時)までに1000ヘクタールを焼失させた。1日経っても火は収まらず、森の上空に煙が立ち上がり、20キロ離れた場所からでもその様子が確認できる。

近隣の住民900人が避難し、500人の消防隊が動員された。消防隊員は南仏で消火に当たっていたチームも駆けつけた。長旅で疲れているだろうに、休む間もなくまた出動だ。空からは空中消火機、通称「Canadairカナディア」が2機、セーヌ川から水を汲んで、ヘリコプターは近くのプールから水を運んで、空から消火に当たっている。
カナディアは、現場近辺の水場から6,140リットルの水を汲み上げ、必要とあれば化学消火剤と混合し、それを火災現場上空で投下する(ウィキペデイアより)。フランスは、運用重量と速度に優れたBombardier ボンバルディア415を12機保有している。カナディアがフォンテーヌブローの森で使用されるのは今回が初めてだ、という。


フォンテーヌブローのジュリアン・ゴンダール市長は「かつてない規模の火災が猛烈な勢いで広がっていく様子を目の当たりにし、衝撃を受けています。この類いまれな森が炎に蹂躙されているのです・・・これほどの事態はこれまで見たことがありません」と深い怒りを露わにした。



フォンテーヌブローは乗馬の名所でもある。馬たちはどうしているだろう?近くに農地の羊や豚や鶏たちはどうしているだろう?ただでさえ暑くて飲み水も少なくなってバテていただろうに・・・
消防の専門家は、この事態への対応には1週間、あるいは10日ほどかかるだろうと言っている。火災の原因はまだ判明していないが、高速道路付近ということは、不用意な喫煙の不始末だろうか・・・

山火事の原因が過剰な乾燥と猛暑による自然発生だけではないこと、10件中9件が人為的原因(タバコの吸い殻、キャンプの火の始末、花火など)であることから、専門家は「複数の場所で同時に火災が発生している点には、疑問を抱かざるを得ない」と指摘している。




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